俳句

母の秋の俳句

 さて、いよいよ今年度で一番忙しい時期に突入。夕方から打ち合わせに出かけます。ちょっと遠いのが難ですが、たまに乗る電車や地下鉄も面白い。 行ってきま~す!

 しばらくぶりに母からハガキが届きました。私が書くと必ず返信が届きますから、しばらく送っていなかったことになる。 採点やらいろいろと気が散ることが多くて。

 俳句5句

 みぞそばと野菊どんぐり水流れ

 用水の源流どんぐりお散つる音する

 どんぐりが両手に余りポケットに余る

 何にでも巻きつき葛は実となりぬ

 蓮の実を床にかざりし句友の家

 

最後のは俳句なのかどうか怪しい。 その下の1文字空けての続きに、「まで あがりこみまして たのしい1時間でありました」とあるので、悩んでいます。

ハガキの下には珍しくどんぐりが3個。顔彩はこのハガキの紙には乗らないということで、色鉛筆で描いてあります。 とっても懐かしい感じのどんぐり。俳画をよく描いていた母なのですが、数年前に手の揺れが激しくなったから、人様に見えてもらえそうな俳画はもう描けん、と嘆いていたのですが、いえいえとってもいい感じになってますからご安心を。

 何をしても平均より上手にできる小器用さがあだになって、深く追求しないし、人様に教えを請うのが苦手という母ですから、いつまでも何でも自己流(俳画も文字も)。 どこででもいつでも、紙と鉛筆さえあれば時間を忘れることができるという幸せものです。

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今週の母の句

今週また5句、送ってくれました。

 神垣に はじめの 一つ 曼珠沙華

 ぶどう棚 らしく袋を かけにけり

 紫式部 まだむらさきの ほんのりと

 茗荷の子 ひとつ摘んだる 昼ご飯

 最近よくハガキを書いてくれます。 私が時間がなくて電話できないので、ハガキを送るようになったら、返信をせっせとくれます。ハガキなのに、小さな字で俳句を五句と近況とたっぷり書いてあり、筆不精の家人を驚かせるくらい。 

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父の日の俳句再び

引き出しを整理していると、母からの手紙が多数出てきて、俳句が入っていそうな封筒だけ確認のために開きました。すると、父の日の俳句が出てきました。最初に読んだ際にも多分感じたことでしょうが、再び頭の中はもやもや。

 とりあえず、母の作った父の日がテーマの俳句。書き添えてあるのは母のことば。

 

父の日や 父に不孝な 子がひとり
   一番最初に作った 父の句です。

 

おどりくる なかにもしやと 父思うふ
   二番目の父の句です。

 宿坊の畳 ざらつく 父の日よ
   三番目の父の句です。この句はNHKの俳句王国に出たときの句で、アナウンサーから、作者は親不孝な人でしょうかと・・・・。

  

ウツバリ(梁)に 父のバイオリン 冬に入る

  

冬芽して 父のやうなる 牡丹かな

    バイオリンと、冬芽の牡丹で5句となります。なっと、父親から勘当がゆるんだかと思うところです。

  何がもやもやなのかというと、私の記憶の中では、この祖父のバイオリンを見た記憶があるのです。母の手紙には、「貧乏人の家で天井が貼ってなくて梁がむき出しになって見えていて、そこに父のバイオリンが乗っていて、無い時は質屋に入っているのですが・・・」と。
 私が子供の頃、まだそんな家に住んでいたのでしょうか? 父は大工でしたから、母と結婚後何度か家を改築しているので、天井のない家など作らないはずなのに、どうしてバイオリンの記憶があるのかと。母から聞いたことが、私の記憶になったのかな?

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08年12月号の母の句

今月は、母の句は3句掲載され、うち1句が特別に選ばれたようです。

 ★今月の十句の中に選ばれた句

    燈篭を置くべき水の真暗がり

      (12月号の「投句欄」。夜の水がみごとに描かれた。) 先生からの俳評です。

 他の2句

   夾竹桃父の厩のありし跡

   風少し遊ぶ芙蓉の今朝の花

 


 

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08年9月号の母の句

ずいぶん遅くなりましたが、書かないよりはましかもと今頃掲載します。

   苗代寒とて一枚を重ねけり

   城山に朝日さすなり花通草

   天辺へつづく茶摘や大歩危茶

   あめんぼう遊び呆けて日暮れけり

   青葉潮鳴門淡路をへだてたる

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母の俳句11月号の続き

11月号掲載分がまだ5句残っていましたので、掲載しておきます。

   いただくや木曾六月の朴葉巻

   十薬の花蝶々が増やしゆく

   紫陽花にでんでん虫が顔出しぬ

   瓜もんで主婦は力を貰うかな

   軽鴨の雛の一つが真っ黒な

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母の俳句五句

この5句は母の句ですが、徳島だけではなく全国的な規模の、ある同人誌の2008年の11月号に掲載されたもの。

* 合歓の花伝ひに祖谷のかづら橋

      合歓の花は可愛い花ですが、祖谷は山奥ですから、きっと大木になっている  のでしょうね。

* 壁際に藤椅子一つ妹住む
      母の妹、つまり私の叔母ですが、今は一人住まいです。道路際にある家ですから、外を眺めて暮らせるのでしょう。昔は鶏を数羽飼ったりする豆な人でしたが、もう80前。

 父生まれし村の茅の輪をくぐりけり
      父とは、当然ながら私の祖父ですが、鳴門出身のはずです。

* 岸壁に小鯵釣る人梅雨明けぬ

* モネの青き睡蓮咲けり美術館
      大塚美術館のことです。

指導者は、NHKTVの俳句番組にも出ている高名なお人で、徳島の句会参加は、四国で番組収録のある月のみ。他の月の句会は、ほんの数名で楽しんでいると か。母は、その句会以外には、近くの公民館で同好の方数名と遊び、徳島新聞に投稿して悦に入っております。先生と呼ばれるのが気恥ずかしいらしく、公民館 ではお世話役。先生って、単に先に進んでいる生徒だから、全てを知っているエライ人ではないのよ、と勝手な解釈をしている私とは大違い。私は、逆に生徒さん達からいっぱい教えてもらっている、出来のわる~い先生です。

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久しぶりに母の俳句

時間がないので、同人誌9月号から母の40句すべてを入力できないのですが、目についた句を2つ。

「モネの青き睡蓮咲けり美術館」

 これを読むと一瞬にして、母と一緒に出かけた大塚美術館のモネの展示コーナーが目に浮かびました。池があって・・・これが俳句なんだとよく分かりました。最近は大阪から大塚美術館行きの高速バスが出ているとか。

もう一つ、私の好きな花が出てくる句です。

 「合歓の花伝ひに祖谷のかづら橋」

 ネムの花は、不思議なことに、白くて赤くてふわふわしてまるで夢の中に出てくるような花に私には思えるのです。この花は美智子皇后様が愛する花。南米の公園で初めて見かけて、ずっと気にかかっていたのですが、帰国してしばらくして、偶然にも、皇室関係のテレビに出ておられたのを拝見して知りました。

 豊中市の緑地公園近辺にもネムの大木があります。明日はまた近くまで、骨折した足で行ってきます。後10日の辛抱。

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柳生道・・・

Yagyumitiタンポポが出てくるので、春の句なのでしょうね。それに、端午の節句の鯉のぼりを描いてあるので、久しぶりに母の句をアップしてみました。もう一句、土筆も。

Titikusaki 以前、母の句集をアップした時には、デジカメで撮るということを思いつかず、すべてスキャナーで取り込んでから掲載したので、綴じ目があるので不具合でした。写真なら少しはましかも。興味を持って頂いた方は、句集にも目を通してやってください。無粋な私の唯一の親孝行です。

 今でも徳島で細々と続く句会に皆勤しているらしい。瀬戸内寂聴さん(父が寂聴庵を建築して以来、母は気にかけているらしい)の関係で始めた句会で、リーダー(そんな言い方はしませんが)は年に1~2度東京から来られるとか。俳句の世界ではかなり高名な方だとか。以前、父の日の俳句を5句アップしておいたのですが、未発表なので1ヶ月くらいまってからにしてと言われ、それ以降すっかり忘れて保存先不明。探索する時間無し。ごめんね。結局2句か3句だけアップしてあります。そういえば、数年前のことですが、たった一度だけですが、NHKテレビの俳句番組に出演した時の題が、「父の日」でした。ひょっとしたらその時の句? すでにビデオも消失。 うううう、探さねば・・・

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母の俳句「蛍火」2

 首出して黝き貌なり鬼捨子

 曼珠沙華石を傾け咲きにけり

 梁に父のバイオリン冬に入る

 冬芽して父のやうなる牡丹かな

 初詣戻りにオイスターレモンかな

 水餅に混じりてひとつ餡の餅

 椿川とは白魚くる川のこと

 島の豌豆咲きて海士昼の酒

 城山になほ降るが見ゆ春の雪

 池の土手焼きしは昔鳥雲に

 弓の的張り替へて干す花の昼

 五六兵衛茶屋までなる蕨ひとにぎり

 少し噛んで吹けば蒲公英鳴りにけり

 牛蒡種蒔くや秋吉の赤き土

 かたかごの花高原に牛放つ

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